2018年7月15日日曜日

取引相場のない株式の種類株式が発行されている場合


取引相場のない株式において、優先株式等の種類株式が発行されている場合の


株式の評価について、通勤講座で出題されましたが、時間不足で解なかったので、復習を。



優先配当株式なので、普通株式より配当が多い代わりに議決権がないってところが違うのですが、


これにより、類似業種比準価額の配当の50円株当たりの金額が異なってくるのと、


評価方式の判定において、優先株の議決権はないものとして計算する必要があります。


また、「無議決権株式の評価の取扱いに係る選択届出書」を提出している場合には、


優先株を95%で評価し、優先株の5%部分の金額を普通株に加算して普通株式を計算する


調整計算が必要となっています。



では、具体的な計算方法を見てみましょう。


発行済株式 50,000株(普通 30,000株、優先20,000株)
相続による移転株式は、普通10,000株、優先8,000株
資本金等の額は75,000,000円

配当 直前期  2,000千円(普通)
        2,500千円(優先)
   直前々期 2,200千円(普通)
        2,500千円(優先)


50円当たりの株式数 75,000千÷50=1,500千株
普通 1,500千円 × 30,000/50,000 = 900千株
優先 1,500千円 × 20,000/50,000 = 600千株


これをもとに、類似業種比準価額の配当の要素を算出します。


普通 (2,000千円 + 2,200千円)÷2 ÷900千株 = 2.33・・・
優先 (2,500千円 + 2,500千円)÷2 ÷600千株 = 4.16・・・


他のところは同じですね。



最後に、5%の調整計算です。


普通株式の株価 1,000円
優先株式の株価 1,200円


優先株式の株価調整 1,200円 × 95% = 1,140円
普通株式の株価調整
 (1)1,200円 × 8,000株 × 5% = 480千円
 (2)1,000円 ×10,000株 = 10,000千円
 (3)((1)+(2))÷10,000株 1,048円


普通株 1,048 × 10,000株 = 10,480千円
優先株 1,140 ×  8,000株 =  9,120千円




お腹の調子が悪い

  ちょっと前から腹痛で軟便が続いています。正確には覚えてませんが、1、2週間くらいかな? さほど腹痛がひどいわけではないのですが、トイレが近く、軟便が続いてしまっています。 大腸で十分に水分を吸収できていないので、こういう症状になっていると思われます。 もう少し便の感覚が長くな...