電子証明書を使って申告をしてもらうように考えているお客さんがいます。
税目は少々マイナーですが、石油ガス税です。
私も正直最近まで知らなかったんですが、タクシーなどに搭載されているLPガス容器に
充填するLPガスに課税される国税で、道路整備等の費用に使われているそうです。
酒税のように石油ガスを充填して移出した際に課税される仕組みで毎月移出数量を
翌月末までに申告し、翌々月末までに納付することとなっています。
これが令和2年6月からe-taxで申告できるようになったということなので、
電子申告、電子納税をできるようにしてもらおうかと考えた次第です。
で、調べてみると電子申告にはやはり電子証明書がひつようなので、
対応する電子証明書を取得してもらわないといけないのですが、いろいろある電子証明書の
どれを取得してもらうのよいのかよくわかりません。
対応しているのは結構あるようです。2年分の費用を調べてみました。
・商業登記認証局 15,100円
・株式会社帝国データバンク 28,000円
・東北インフォメーション・システムズ株式会社 25,300円
・日本電子認証株式会社 30,800円
・株式会社NTTネオメイト(電子委任状取扱事業者) 23,800円
・セコムトラストシステムズ株式会社(電子委任状取扱事業者) 26,400円
・三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社 20,000円
・地方公共団体組織認証基盤(LGPKI) 不明
・政府教養認証局(官職認証局) 不明
費用では商業登記認証局がダントツですね。
商業登記認証局だけ電子証明カードは発行されず、ダウンロード版なので安いようです。
カードを発行したい場合には、日本電子認証株式会社で発行してもらえるようですが、
両方の手数料がかかってくるので割高になります。
他に利用することがある場合には、そちらも含めて検討しないといけません。
電子申告だけできればよいのであれば、商業登記認証局でよいのですが、
地方公共団体の電子入札にも使用したいということであれば、三菱電機のが最も安いです。