以前の職場で一緒だった後輩から退職金の移管について質問を受けました。
最近転職をしたそうなのですが、前職が確定給付企業年金(DB)で、
転職先の企業では確定拠出年金(DC)となる。一応移管は可能とのこと。
移管すると一時にDCの商品を購入しないといけないので、
取得のタイミングが一時になることによる取得価格が高くなってしまう可能性がある。
できれば、分散して取得したい。
一方で、一時金でもらってしまうと税制面でのメリットが薄れてしまうので悩んでると。
話を聞いた感じでは、そんなに悩む問題ではなさそうかなと思われます。
取得タイミングの分散の効果より、加入期間を伸ばすことによる税制メリットの方が
明らかに高いからです。
移管することは大前提で、タイミングを分散して購入することへの対応としては、
DCには、掛け金の配分設定をしない人向けに通常元本保証されている預金商品が
用意されています。この預金商品は信託財産留保額(売却時手数料)が発生しないので、
まずは、移管時に購入する商品は全て預金商品を選択します。
で、1ヶ月や2ヶ月のタイミングを決めて分散してスイッチングしていくことで、
心配されていたタイミングリスクも分散できます。
一応、預金商品があるかどうか調べてもらいましたが、やっぱり用意されていました。
今回は満足いただけるご提案ができました。よかったよかった。
で、お礼とともに、資産運用などの相談をさせて欲しいとのご依頼をいただきました。
今回は独立前ってこともありましたので、無料対応させていただきましたが、
次回は独立後有料でと言っていただきました。さらによかった!!