この度再度発行するということで、店舗募集の案内が新聞広告に入っておりました。見てみると、デジタル版とやらが追加となり、紙の発行も残っているものの総額のうち紙の発行は2.5割くらいで、7.5割がデジタル版での発行ということでした。
デジタル版ってのはどういう仕組みにしているのか気になり、取扱要領を読んでみたところ、各店舗にQRコードが発行され、それを読み込んで金額をお客さんが入力し決済するという仕組みでした。今でもバーコードを読み取るレジのないお店で使っている方式ですね。
確かにこれだとイニシャルコストもかけずに簡単に導入できますし、プレミアム商品券の発行や回収、支払業務の場合に偽造の心配もないし、手続きの手間も軽減できそうです。また、今後もローカル通貨の発行などの取り組みにも発展できそうで、面白い!!
会計的には、
<商品券購入時>
(購入者)
商品券 10,000/現金 10,000
商品券 2,500/雑収入 2,500
(取扱店)
仕訳なし
<使用時>
(購入者)
経費 11,000/商品券 11,000
(取扱店)
商品券 11,000/売上 11,000
<換金時>
(購入者)
仕訳なし
(取扱店)
預金 10,000/商品券 10,000
<期限到来時>
(購入者)
雑損失 1,500/商品券 1,500
(取扱店)
雑損失 1,000/商品券 1,000
期限があるので、購入者は使い忘れを、取扱店は換金忘れを気を付けないといけませんね。
ただし、デジタル版は自動で預金へ振り込まれるそうなので、換金忘れはないので安心です。