2018年10月2日火曜日
個人事業主の相続
個人事業主が亡くなってしまった場合に、その事業を相続した場合の注意点です。
個人事業主が亡くなった場合には、4か月以内にその亡くなった人の準確定申告を
しなければなりません。
その後、その事業を遺贈により承継して引き継ぐこととなった人は、その死亡の日の翌日から
年末までの期間の事業所得について、翌年3月15日までに確定申告をする必要があります。
一方で、事業を相続により承継した場合には、ちょっと取扱が異なることとなりますので、
要注意です。
事業を相続により承継した場合には、個人事業主死亡の日の翌日から遺産分割協議による
各相続人の取得財産の確定までの日までは、相続人が法定相続分の持分で事業をしている
こととなり、その間の利益については、各相続人の法定相続分に応じて取得したものとして
事業所得を認識する必要があります。
それから、遺産分割協議後から12月31日までの期間は、その事業を相続した人の
事業所得として、確定申告することとなります。
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